づれづれ草

最近始めたことや、普段の生活の備忘録

『販売士2級』を受けてみた

販売士2級を受けた。今まで知らなかった資格だが、簿記検定と同じくれっきとした商工会議の資格だ。

お店の経営者や店員さんのような小売業の方に役立つ資格だったが、何となく面白そうだなと思って勉強してみた。

 

小売業の業態や商品の並べ方、仕入方法など、なじみのあるお店を思い出しながら「なるほど確かに」と納得することが多々。

損益分岐点の計算や各種経営指標も出てくるが、基本的な計算なので計算の仕方を理解すればあまり悩むことはない。

 

おすすめの教材は成美堂のリテールマーケティング2級のテキスト(「テキスト&問題集」と「過去問題集」)。僕は添付の2冊で合格(正答率92%)。くれぐれも商工会議所の正統なテキストは買わない方がいい。

勉強法はテキストを1回軽く通読し、その後はひたすら過去問を解きつつテキストを復習。問題を解かないとテキストの内容が頭に入ってこなかったので、6回分すべて過去問を解いてみた。とにかく問題を解きながらテキストの内容を理解することがおすすめ。

テストはパソコンスクールでの実施で、会場が空いていれば随時受けられるし、解き終わるとその場ですぐに合否がわかる。今どきの試験はずいぶんと変わったなあと感じた。

 

 

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ホントに面白いぞ!『眠れなくなるほどおもしろい やばい文豪』

読書好きなら、文豪の小説そのものだけでなく、作品の生まれた背景、すなわち小説家の生い立ちや人となりにも興味があるはず。

この本を読めば、文豪のとんでもない実態を知ることができる。本当にとんでもないのだ。特に女性関係・金銭関係。しかし、我々の常識の及ばないとんでもない人達だからこそ名作を生み出せたのだろう。「事実は小説より奇なり」というが、「小説家は小説より奇なり」といったところだ。僕の書く文章が平坦なのは、僕の平平凡凡な思考と生活の現れだと、納得。

ちなみに、僕の敬愛する宮沢賢治は、真面目で純真な作家に分類されていてほっとした。ただ、「オープンスケベ」との書評もあり意外な一面を知ることができ、なお一層親近感がわいた。

それにしても、現在の小説家はどんな生活を送っているのだろう。さすがに今はこんなに奔放には過ごせないか?

 

 

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TOEIC初めての方におすすめテキスト

そういえば、昨年の夏にTOEICを初めて受けた。

結果は670点。

3ヶ月弱前から勉強を始めたが、途中で行政書士の勉強に鞍替えしてしまったため、実質しっかりテキストで勉強したのは1ヶ月半程度。

それでも思ったより点が取れた(運がよかったとも言えるが)。

 

使ったテキストは、山根和明さんの「初めて受ける人のためのTOEIC L&Rテスト 全パート対策スピードマスター」

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僕は英語は嫌いではなかったが、25年以上使う機会もなく英語から離れていた。

だが、今回のテストは「山根メソッド」により、かつて苦手だったリスニングで得点を稼げた。完全には英文を聞き取れなくても判断できる技術を叩き込んでくれたので、本番でも活かせたのだ。この技術なくしては600点越えはなかったと思う。ただ、今回受けたのはWEBでの試験であり、問題文の先読み法は使えなかった。それを差し引いても、初めてTOEICを受ける人には非常に有効なメソッドだった。「山根メソッド」恐るべし。

 

しかし、そこそこ自信を持っていたリーディングは、膨大な量の英文の前には歯が立たずボロボロ。リーディングは付け焼刃では歯が立たないことを思い知った。英文法は長文より得点がしやすいと考え、別の1冊を時間をかけずに軽くやってみた。

 

初めてTOEICを受験する人は、手っ取り早く点を伸ばすにはリスニングに注力するのが良いと思う。しかし、漠然と英文を聞いていても得点は伸びないので、ぜひ「山根メソッド」のような技術を駆使しよう。それから、リーディングは時間が足りず最後まで解ききれないが、解答欄のマークだけは全部埋めよう。それだけでも、得点はだいぶ違うと思う。何だか、英語の実力を測るという本旨からずれている気がするけれど。

ちなみに、会場で受験するよりも、WEBで受験する方が試験時間が1時間と短いため、集中しやいことから得点が高くなるとの話も聞く。真偽のほどはわかりませんが。

 

 

 

 

株価下がりまくりの相場に思う

僕は株式や投信での運用を始めて20年以上になる。

が、僕が株やファンドを購入すると実によく価格が下がる。

僕は日本人によくある押し目買いを狙う投資スタイルで、この辺が底だろうとファンドを買うのだが、そのあとガクッと下がる。この1月も僕の購入後に、見事大荒れの相場に・・・。下がる直前に買う予知能力があるのではないか、とも思う。

 

だが、最近(と言うより、ようやく!)短期での収益を追うのはやめることにした。あくまでも会社を退職する10年後を見据えて分散投資を心がけることにした。今後さらに株価が下がったら、来月はもっと安く買えるかもしれない。それか来月には今月の購入時より回復して利益が出ているかもしれない。そして、10年後には今よりずっと上がっているはずだ。相場の短期的な上下に一喜一憂せず、バラ色の10年後を夢見るようにすると、とても気が楽になった。

 

そうは言っても予想では、今年は前半が荒れ相場となり、後半は回復する。5・6月頃までに今年の運用予算を全力投入だ!

やっぱり、全然懲りてない自分がいた。

 

 

 

いまさら『ビタミンF』

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今まで読んだ本の内容は忘却の彼方へ送り込んでいたため、備忘録として残していくこととしたい。

 

いまさら感が半端ないが、重松清著「ビタミンF」を読んだ。書店のPOPに誘われて

なんとなく買ってしまった。POPにあるように「号泣」はしなかった。が、心に刺さった。

「おじさん」になりかけている人にとっての心の栄養となる本という前提で読んでいたので、最初の2話を読んだ段階では予定調和な小説だと感じた。もうやめようかとも思った。しかし、その先はいじめ、娘の不良との交際、離婚等の重いテーマの話になり一気に読み進めてしまった。

 家族は長く一緒にいればいるほど深く理解し合うものだと思いきや、実は時が経つにつれて心が離れ、理解ができなくなってくる。家庭では父として、職場では上司として弱みを見せずに頑張れば頑張るほど心が通じなくなり、そのようなことは往々にしてありがちだが、気づかずに、あるいは気づかないふりをして過ごしている。家庭は子にとっては自分の新しい家庭を築くためにやがて出ていくべき場所である。当たり前のことだが、今回改めて気付かされた。

 全体を通じて、とにかく非常に読みやすく、わかりやすい文体であり、心の栄養素を自認する小説だけに最終的には前向きな気持ちになれるため安心して読める。この短編集は「Father」、「Family」といった頭文字にFが付く単語を散りばめてあるとのことだが、心の「不満」・「不安」・「不信」等の「F]を取り除く処方箋となる。40歳前後の男性を主眼とした本だろうが、アラフィフであり小中学生の父親でもある僕にとってはひと事ではなく深く印象に残る1冊となった。

 

 

 

 

 

 

ちょっと不思議な出来事

今日は学校行事の振替休日だったので、子供と妻が近くの美術館に行ってきた。

その美術館には先月亡くなった実家の母親の葬儀でお経をあげてくれたお坊さんが来ていた。実家とは70kmくらい離れているので本当に偶然。

でも、今日は母親が亡くなってから四十九日目。こうなると偶然ではなく、母親が仏さまになる前にお坊さんに孫の顔を見るために連れてきてもらったのではないかと思えてしまった。

ちょっと不思議な気持ちになる出来事だった。

 

 

イデコ(確定拠出年金)には気をつけろ!

イデコは老後資金確保のためには非常に有効。資産形成本には必ず推薦されている。

もちろん僕もイデコはやっている。

 

イデコがおトクな理由は運用益が非課税な上、掛金が所得控除されて年末調整で税金が返ってくる。

そして、老後は、一時金として受け取るときは「退職所得控除」が、年金形式で受け取るときは「公的年金等控除」があり、これまたとてもおトク!

・・・あれ、じゃ控除額を超えたら税金がかかるの?掛け金は自分で払ってるのに。

 

公的年金控除は60歳から64歳は年60万円、65歳以上は年110万円。

僕のイデコの払い込みはあと10年位だから、150~160万円くらい。今の残高70万円がくらいだから、よっぽど素晴らしい運用ができない限り積立金が300万円を超えることはないだろう。とすると、60歳から5年間で年金形式で受取れば年60万円の控除額の範囲内だ。イデコを受取り切って65歳から厚生年金をもらおう。そうすれば、イデコから税金を払うことはなさそうだ。ふー、ひと安心。

 

若いうちからイデコやってればたくさん貯まるだろうから、受取時に控除額を超えて税金を取られそうだなあ。自分で積み立てたお金なのに。

若い人はNISAやつみたてNISAをまず活用してから、イデコを始めたほうがいいと思う。受取時の税金の心配に加えて、イデコは途中でお金が必要になっても老後まで引出ができないので。NISAは途中で現金化できるけど。

あ、それからイデコは管理手数料が結構取られるので、よっぽどファンドの運用を頑張ってもらわないとなあ。